日常動作が健康を創る…身のこなしのメソッド・自然身法

陳式混元太極拳

陳式混元太極拳

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 自然身法研究会では、混元太極拳宗師第一代、陳式十代伝人、馮志強老師の伝えた陳式混元太極拳を重要な柱の一つとしています。それは、陳式混元太極拳が、自然で無理ない動き、内功が練られる身のこなしであり、自然身法そのものだからです。
 太極拳は河南省に伝わっていた武術に道家の養生法(気功の源流)が結びついてできたと言われています。陳式混元太極拳は、陳式17世陳発科老師に陳式太極拳を伝授され、気功の父と称される胡耀貞老師に心意混元内功を学んだ馮志強老師が、両者を融合し、本来の内功としての太極拳を今の時代に蘇らせたものです。ゆったりとした柔らかさを練っていくうちに、全身が内側から強化されて、大きなゴムボールのような重みと弾力を持ってくるのです。 
 陳式混元太極拳および混元内功には、馮志強老師によってたびたび改訂が加えられました。高齢の方や病弱な方にも無理がなく、初学者にも学びやすく、そして、内功としての効果が実感しやすいものへと、日々進化を重ねたのです。現在、中国や日本だけでなく、世界中で多くの人が陳式混元太極拳を学ぶようになっています。馮志強老師は当初、陳式心意混元太極拳とよんでいましたが、次第に陳式混元太極拳あるいは簡単に混元太極拳と呼ばれるようになりました。混元太極拳は、現在、中国の太極拳界では一つの流派として認められているのです。
 当研究会も、陳式太極拳、心意混元太極拳を研鑚し始めてから、既に30年を超えます。出口代表は、馮志強老師の直弟子であり、混元太極拳第二代を継承し、自然身法の奥技として、混元太極拳を普及しています。

masterfeng_b_20120616.jpg馮志強老師
混元太極拳宗師第一代、陳式十代伝人。胡耀貞老師に心意拳と気功を学び、陳発科老師に陳式太極拳を学ぶ。実戦武術家としての名声が高かった一方、武徳を重んじる人格者として慕われました。
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kongen_b2_20120616.jpg陳式混元太極拳の套路(動作)
陳式太極拳には「一路83式」「二路71式」の2つの套路だけがあると言われますが、混元太極拳では、それらをもとに馮志強老師が編纂したさまざまな練功用の套路があります。また、自然身法研究会オリジナルの套路も練功しています。
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naiko_b_20120616.jpg混元内功
陳式混元太極拳内功法を併せて行うことにより、武術としても、健康法としても、さらに効果が高まります。多くの武術において、内功法は秘伝とされ、学ぶのが難しいものですが、馮志強老師は体系づけ、積極的に普及されました。
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boshaku_b.jpg太極棒尺気功
棒を回すようなシンプルな功法ですが、両掌の間に棒を持つことで、体の中心と向かい合い、中心感覚を得やすいという特徴のある功法です。
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kikai_b_20120616.jpg器械
器械とは武器のこと。
練功用に短くまとめた套路もあり、また、当会では刀、剣の他、棒、槍、杆といった器械も練功しています。
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pushing_b_20120616.jpg推手
太極挙には「推手(すいしゅ・トイショウ)」という二人で組んでの稽古法があります。相手に付いて離れず、相手に従い相手と一体化することをまず学びます。次に相手の攻撃力を利用して相手が自然に崩れる方向へと誘うという高度な技を学んで行くのです。
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